昨日はビオダンサのクラスのスタートまでにだいぶ時間の余裕があったので、
赤れんがの被爆建物をふたつ、見に行ってきました
ひとつめは現在の広島市郷土資料館(旧宇品陸軍糧秣支廠の缶詰工場)
とてもきれいに手入れされてて、赤れんがが美しいです
牡蠣の養殖や山まゆ織りなど、昔のなりわいや暮らしの様子の展示は
負の遺産ではなくてほっとできるし、大人にもおもしろいと思いました
陸軍の施設の中の缶詰工場だった部分だそうで、当時の写真も展示されています
原爆の爆風で「く」の字に折れた屋根の鉄骨のフレームが保存されています
赤い矢印が指してる方ではなく、天井に影が映ってる手前の方のがわかりやすいです
「屋根のフレームは全部曲がったけど、建物は全然なんともなかったそうですよ」とスタッフの方が教えてくださいました
ここは猫遭遇率が高いときいてたのですが、出会ったのは2匹
スルッと逃げられちゃいました
もうひとつは郷土資料館からテクテク25分ほどの広島陸軍被服支廠
あまりに巨大でびっくりしました
写真ではうまく伝わらないと思いますが、
その先が見えないぐらい、ずっと、れんがの壁が続いてます
L字型に4棟が現存していて、長手の一辺は100m×3棟、端っこまで行くのに5分かかる!
放置されている状態で、一般には公開されておらず、
外観を眺めただけです
建築としても希少価値のあるものだそうで、
国史跡としての指定、耐震補強しての再活用など、いろいろ検討はされているものの、実現には至ってないようです
なるべく、今のこの雰囲気のまま残ってくれるといいな
・広島市郷土資料館(旧宇品陸軍糧秣支廠)
Hiroshima City Museum of History and Traditional Crafts (Former Army Provisions Depot Ujina Branch)
所在地 広島市南区宇品御幸2-6-20
設計 不詳
施工 大林組
竣工 1911年(明治44年)3月
構造・規模 鉄骨造レンガ張り 2階建て
被爆建物
広島市 重要有形文化財
・広島陸軍被服支廠
Former Hiroshima Army Clothing Depot
所在地 広島市南区出汐
設計 不詳
竣工 1913年(大正2年)8月
構造・規模 RC造レンガ張り 3階建て 4棟 延床面積 約2,170㎡
被爆建物
access
広島市郷土資料館へは広島駅から広電5号線で宇品二丁目下車 徒歩5分