長束修道院 ガイドツアー

02 よりみち

昨日は、ちょうど「ひろしまたてものがたりフェスタ2018」開催中で、
ビオダンサのクラスの前に、イエズス会長束修道院のガイドツアーに行ってきました

建設当時の戦前の日本の状況や周囲の環境を考慮して、一見するとお寺のような和風の造り
でも、三重塔のような鐘楼のてっぺんや、懸魚などに十字架があしらわれています
地下室や、ワイン庫(防空壕も兼ねたかもしれない)は和風建築にはないし、
内部は廊下も階段も日本家屋とは全然違うゆったりサイズで、
聖堂は床の間のようなしつらえもある畳敷きなんだけど、三廊のバシリカになってます
とってもユニーク


また、日本は地震が多いようだからと、もともとかなり頑丈に作られていたことと、
爆心地から距離があったことで、全体の倒壊は免れたそうで、
広島市の被爆建物リストの中では唯一のキリスト教施設なのだそうです

残念ながら時間が押したので中座しました
このあとの別の建物の見学に間に合わないからと出られた方がいらして、
聞けば東京から来られてて、前日も2カ所行かれたとか、毎年楽しみにされてるようでした
私も先月、大阪の同じようなイベントで古い木造の幼稚園を見学したんですが、
普段は見られないものを解説付きで見られる、こういうイベントはいいですね
今回はたまたまいいタイミングで参加できてよかったです
来年も行けるかな

《建物概要》
イエズス会聖ヨハネ修道院(黙想の家)
Nagatsuka Monastery for Jesuits (Novitiate)
所在地 広島市安佐南区長束西2-1-36
設計  イグナチオ・グロッパー?
施工  清水組
竣工  旧長束修練院の部分 1938年(昭和13年)
構造・規模 木造3階建て
被爆建物

access
JR可部線 安芸長束駅 徒歩15分